八田町の県営屠殺場(石川県食肉公社)/浜田水産の悪臭について(その2)

【金沢市の回答(平成14年3月25日):E-mail】

環境保全課の澤田担当課長宛に、平成14年3月14日付けで送ったE-mailの質問(「(社)石川県金沢食肉公社の悪臭物質測定結果一覧」についての疑問および質問)についての金沢市の回答別紙資料l

【金沢市へ確認(平成14年3月26日):E-mail】

回答(E-mail)の扱いと石川県食肉公社の規制値違反に関する文書の情報公開請求予定の確認、当初の情報公開決定の内容との相違についての質問について、E-mailで返送した.
金沢市環境保全課環境指導担当伊勢氏あてのE-mail

【金沢市へ情報公開請求(平成14年3月26日):Fax】

(社)石川県金沢食肉公社が、悪臭防止法の規制値違反(市の採取日は平成11年9月27日)した際の金沢市の「口頭指導の記録文書」および「文書指導文書」、当該公社の提出した、原因と改善に関する「報告書」および市が「現地確認した際の記録文書」の公開請求をした.
 クリック→行政情報公開請求書

【金沢市へ情報公開請求(平成14年3月26日):Fax】

金沢市から受領したデータを統合した表を掲載する.
規制値違反を起こしたH11.9.27は、風が弱く、気温の高く、肉の需要の多い秋の日であったことがわかる.悪臭が発生しやすい条件である.同じような条件で計測されたデータが無いようである.

【金沢市へのE-mail(平成14年3月26日)の回答:郵送文書】

クリック

【金沢市の情報公開決定(平成14年4月16日)の通知書:郵送文書】

(社)石川県金沢食肉公社が、悪臭防止法の規制値違反に際して、金沢市が行った「改善指導」、公社が改善について作成した報告書の公開を受けます.
クリック

【金沢市の情報公開(平成14年4月16日):閲覧および写しの交付】

平成14年3月26日付けで請求した行政情報の公開請求文書を、平成14年4月16日、金沢市市政参画課において、閲覧及び写しの交付を受けた。その際に、担当課の新村環境保全課担当課長(技術)、仙石主査(文書管理)より、説明を受けた。
行政情報公開(平成14年4月16日)の結果について

【石川県食肉公社と直接の話合い】

悪臭防止行政の限界で、市の対応はこれ以上無理である。市の説明では、近々、食肉施設を新築するということらしい。建設の際には、周辺住民とも話会いをしているはずであり、技術的なアイデアの提供などについては、食肉公社の担当者と直接に話会うことを薦められたので、今後の当方の対応は食肉公社と直接、かけあうことにした。
 平成14422日、公社に行く前に管轄していると思われた、石川県庁の畜産課で担当者から公社について話をうかがった。「石川県金沢食肉公社」は、県、市、業者による第三セクターで、県は一部の資本をだしているだけであり、監督は金沢市が行っているということであった。悪臭防止法の規制値違反などの件については、知らないとのことであった。ただ、老朽化が問題となっており、今年から改築するということであった。
 その足で、公社を管轄している金沢市農林総務課を訪ねた。担当者の話によると、「以前から、施設の老朽化が問題となっていた。そこで施設全体を改築するため、現在、実施設計をしている。平成149月から平成164月(稼働予定)にかけて改築する予定である。住民に対する説明は、環境アセスメントの手続きの中で「住民説明会」を6月〜8月にかけておこなう予定である。また、浜田水産は操業をやめたが、隣の天狗中田の施設からも悪臭がでていたのかもしれない。」とのことであった。
 改築ということであれば、問題解決に寄与すると思われるので、公社へ直接、話をすることは必要ないだろう。確認はしていないが、平成11年の規制値違反が、老朽施設の改築を促進するきっかけになっているようにも感じた。
 屠殺場の敷地境界で悪臭防止法の規制値に全く、違反しないというのは、現実にはなかなか困難ではないかというような気がする。お互いが最善をつくし、適当な妥協点を見つけることが望ましいのではないかと感じる。公社の対応が最善をつくすように処置していると見受けられるので、この件に関しては、ここで一件落着とする。

平成14423日 中 登史紀

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