書評

 『砂漠のキャデラック』 アメリカの水資源開発
著者:マーク・ライスナー
訳:片岡夏実
築地書館 定価6000円

熟練の作品……『沈黙の春』以来、
アメリカ人が書いたもっとも広く読まれ、
もっとも影響力のある環境問題の本のひとつである。
                        ―サンフランシスコ・イグザミナー

(納税者の)多額の金がどこに行ったのか―
そしてさらに多くがこれからどこに行くのか?
意味深く、面白く、時に愉快でそして恐るべき報告・・・・・・
(ライスナー)は痛烈な物語りを書き上げた
                     ―ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー

挑発的で……見事に論証された……
人目を引かずにはおかない警告の書。
政府官僚は本書を読むべきだ
                              ―シカゴ・トリビューン

考え抜かれ、エネルギッシュな……ライスナーの著作は、
環境保護主義者、そしてまたすべての水政策に
関心を持つものだけでなく、
政治指導者にも広く読まれるべきである・・・・・・。
本書を読んだ後、水の重要性に無関心ではいられない。
                       ―クリスチャン・サイエンス・モニター

信じられない報告……
このタイムリーで重要な本は、すべての市民に読まれるべきだ。
                        ―パブリッシャーズ・ウィークリー

ライスナーは西部の水の歴史を
シネマスコープとテクニカラーで捉えた。
本書はタイムリーで国民的重要性を持つ。一刻も早く読むべきだ。
                              ―ワシントン・ポスト

西部の水の危機に関する信頼できるルポ。
                              ―ニューズ・ウィーク

知的、刺激的で、読み出したら止められない。
                              ―シカゴ・サンタームズ

本書のスケールはフーバー・ダム級の驚くべきものである。
本書は、乾燥した西部に水を与えようとする1世紀にわたる試みを、
綿密な調査に基づいて見事に描き出している……。
西経100度線より西に引っ越そうと思っている人は、
不動産屋に電話する前に本書を読んだほうがいい。
                     ―セントルイス・ポストーディスパッチ
西部の河川のダム建設、分水、汚染をきわめて批判的に、
すばらしく面白く描いた作品。
                   ―ワシントン・ポスト・ブック・ワールド

今年最大の収穫。
                      ―ロンドン・オブザーバー

よく書けた歴史と考察。余すことろなく調査され、
その伝えんとするところはきわめて鮮明である。
                  ―ロサンゼルス・タイムズ・ブックレビュー

時に衝撃的で、常に洞察力のある本……
山中の渓流のような鮮烈な文体で書かれている。
                      ―スミソニアン

本書は、国の将来を心配するアメリカ人は
見逃せない本である……。
膨張する人口に供給するために水を捉え、支配してきた問題の、
魅力的で、あくまで論理的で、専門的な分析である。
                      ―グランド・ラピッズ・プレス

ライスナーは、インタビューと、史料と、
そしてサスペンスまでも融合した語り口という
すばらしい才能を持つ。
                      ―オークランド・トリビューン

調査報道の大作……
開墾局と陸軍工兵隊の愚劣な対立が、
過去60年間の無駄で無用な多数のダム建設に
いかにつながったかを、ライスナーは立証している。
                   ―パロ・アルト・タイムズ・トリビューン





  

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